楽々フォト日記

カメラ・写真が趣味です。国内外の旅写真、日本の自然風景、各種のイベント、花撮影などを紹介します。

カテゴリ: 東北撮影紀行

 宮城の古湯・鳴子温泉にほど近い「鳴子峡」は、大谷川がV字に刻んだ深さ100mにもなる

大峡谷。断崖が2km以上に渡って続く絶壁が、鮮やかな紅葉で染めあげられていました。

 私たちが訪れたときは紅葉の見頃にはやや早いようでしたが、そのダイナミックな錦秋の景観は

実に見事でした。

 撮影 2008年10月23日 午後3時~4時 天候:曇り


見晴台より


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 峡谷に架かる橋は大谷橋。



大谷橋の上からの眺望


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 中央に見えるのはJR陸羽東線の鳴子トンネル。ここを通過する電車を撮影するためにカメラマンが集まるそうだ。



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 間もなく電車が来るというのでカメラを構えて待っていると、トンネルの手前で電車が停車した。どうやら乗客に峡谷の紅葉を見せるサービスのようだ。



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 自然に恵まれた東北は、また温泉の宝庫でもあります。名湯、秘湯といわれる温泉は数多い。

私たちの東北の旅は、魅力的な温泉を楽しむことも目的の一つでした。旅の二日目の宿泊は

「酸ヶ湯温泉」でしたが、三日目の宿泊は、全国の温泉ファンにも絶大な人気があるといわれる

乳頭温泉郷の「黒湯温泉」。いかにも秘湯らしい雰囲気の宿でした。

 さて、東北の旅四日目は、午前中「抱返渓谷」の紅葉を撮影する予定でしたが、急遽、東北屈指

の名勝である平泉の中尊寺と毛越寺を見学することになりました。また、平泉近くの景勝地「厳美

渓」にも立ち寄り、当日の最終目的地「鳴子峡」と「鳴子温泉」に向かいました。


黒湯温泉


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田沢湖高原展望台


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中尊寺

 中尊寺は天台宗の東北大本山。12世紀のはじめ、奥州藤原氏の初代清衡公が仏都造営を開始した際の中心的存在となった。

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 菊花で飾られた金色堂の模型。



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 本堂。



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 金色堂は天治元(1,124)年に造立された中尊寺創建当初の唯一の遺構。実際の金色の阿弥陀堂は、
写真の建物の内部に収められている。




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 境内にあるもみじの巨木。紅葉すればさぞ見事だろうと思われる。




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毛越寺(もうつうじ)

 毛越寺は、天台宗の別格本山で開山は慈覚大師。藤原氏初代・清衡公が整備に着手、二代・基衡公の時代にほぼ現在に近い姿にまで造営されたと伝えられる。
 浄土世界を地上に表現したという庭園は、日本に数ある「浄土庭園」の中でも随一の美しさといわれている。

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厳美渓

 毛越寺から車で15分程度の近くに、「巌美渓」と呼ばれる激しい流れに削られた奇岩怪石が連なる渓流がある。
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次は紅葉の絶景、「鳴子峡」です。ぜひご覧下さい









 

 十和田湖は、「十和田八幡平国立公園」内にある日本の湖沼で12番目の大きさの湖です。湖を

一周する約50キロの道路が走り、撮影は道路沿いからとなります。

 十和田湖では時間的に余裕がありませんでしたので、遊覧船の発着する休屋で昼食、その後西湖

畔を走り、四大展望台の一つ「滝ノ沢展望台」まで往復したに止まりました。

 十和田湖の紅葉の見頃にはやや早く、撮影時間の光線状態も余り良くなかったので、期待したよ

うな写真は撮れませんでした。やはり、早朝や夕刻の時間帯で撮影できるようゆったりした旅程を

組む必要があるようです。

 当22日は、当初の計画では十和田湖の次に「八幡平」に行く予定でしたが、八幡平アスピーテ

ラインの入口で、八幡平から降りてきた人から山頂の紅葉が既に終わっているという情報を得て、

残念ながら八幡平エリアの訪問は中止、当日の宿泊地「乳頭温泉郷」に急ぐことにしました。

 撮影 2008年10月22日  午後1時~3時


休屋の湖畔


 遊覧船の発着する休屋付近のレストランで昼食、十和田湖特産の天然物のヒメマスの刺身を食べ、その美味しかったことが記憶に残った。

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西湖畔周辺


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滝ノ沢峠・展望台付近


 滝ノ沢峠付近では、既に紅葉の見頃は終わっていた。この時期には標高が数十メートル違えばがらりと紅葉の状態が変化する。

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八幡平アスピーテライン入口付近の紅葉


 八幡平山頂から降りてきた人の話によると、入り口付近の紅葉が一番綺麗だと言っていた。

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 奥入瀬渓流は、十和田湖畔子ノ口(ねのくち)から焼山までの全長約14キロの奥入瀬川の渓流

です。この渓流はおよそ70mにつき1m下るなだらかな勾配、全体に静かな流れですが、急流や

滝がところどころにあります。渓流沿いに、車道とともに遊歩道が整備されています。

 私たちは下流の「三乱の流れ」から上流の「銚子の大滝」まで車を移動させながら、秋色に染ま

った変化に富む清流を撮影しました。

 撮影 2008年10月22日 午前9時~11時


酸ヶ湯温泉周辺

 八甲田・奥入瀬渓流エリアの撮影のための宿泊は酸ヶ湯温泉。三百年も昔から開かれていた山の温泉宿で、男女混浴の総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」が有名です。
 同行の一人が外人の若い女性が入っていた(見た!)といっていたが、私はメガネを外して入っていたので残念ながら確認できなかった。

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 落日


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 落日


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 朝焼け


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 鳥居のあるところは八甲田大岳の登山口。


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三乱の流れ付近


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石ヶ戸付近


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阿修羅の流れ付近


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雲井の滝


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銚子大滝


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次は十和田湖エリアの写真を紹介します。ぜひご覧下さい。

 八甲田山は、東北・青森市の南側にそびえる火山群の総称です。八甲田山系は八甲田大岳

(標高1,584m)を盟主として南北2群の火山よりなり、その中間に睡蓮沼を含む湿原地帯があり

ます。現在の火山活動は穏やかですが、周辺は世界でも有数の豪雪地帯。

 明治35年に青森の歩兵第五連隊が雪中行軍の演習中に記録的な寒波に由来する吹雪に遭遇し、

210名中199名が遭難した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)が発生したことはご存知の方も多

いでしょう。

 八甲田は十和田湖・奥入瀬渓流とともに紅葉の撮影ポイントとしても有名です。10月上旬に八

甲田山から始まり、約1ヵ月かけて奥入瀬渓流や十和田湖まで下りてくる紅葉。全山紅葉し見事な

錦秋模様となる八甲田山にも魅力を感じていましたが、東北の旅程が10月下旬になったため、こ

のエリアでの紅葉はほとんどが枯葉の状態でした。しかし、紅葉の見頃が過ぎた晩秋の風景も素晴

らしいと思いました。

  撮影 2008年10月21日  午後2時~5時


城ヶ倉大橋よりの展望


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 日本最大級の規模を誇る上路式アーチ橋。橋の長さ360m、谷底まで122mある。



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 橋の中央から深い渓谷を見下ろすと、高所恐怖症の私には目が眩むようだった。



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八甲田ロープウェーよりの眺望


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 八甲田ロープウェーは101人乗りの大きなゴンドラ、わずか10分で田茂泡岳(たもやちだけ)の山頂へ運んでくれる。
 ロープウェーからは八甲田の樹海が真下に眺望できる。ブナ、ダケカンバ、アオモリトドマツなどの原生林が見事だ。



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山頂公園よりの展望


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 大岳とアオモリトドマツ林。アオモリトドマツは冬になると見事な樹氷をつける。



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ブナの原生林


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 山麓を車を走らせると見事なブナの原生林が見られる。



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睡蓮沼


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地獄沼


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 睡蓮沼の撮影を終えて酸ヶ湯温泉に向かう途中、地獄沼が夕日に照らされて紅く染まっていた。



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次のページは、「奥入瀬渓流」です。近日中にアップする予定ですのでご覧下さい。

 津軽西海岸の日本海沿いに走る鉄道フアン憧れのローカル線「五能線」、コバルトブルーに輝く

日本海の海、海岸線の絶景を眺めるにはこれ以上ない鉄道といわれています。

 私達はフェリーで秋田港に到着し秋田自動車道で能代南へ、そして五能線に沿って白神山地の

「十二湖」に向かいました。いうまでもなく白神山地は世界最大級のブナの原生林や珍しい動植物

が生息する自然の聖域として世界遺産に登録されています。今回の東北紀行でぜひ訪ねたいと考え

ていた一つが白神山地、当初白神山地を横断する白神ラインを走るつもりでしたが、かなりの悪路

というので断念し、白神山地の一部である十二湖のみ訪れることにしたのです。

 撮影 2008年10月21日


フェリーからの夕日


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津軽西海岸の風景


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 五能線を走る電車を撮りたいと考えたが何時何処を走るか分からない。車を走らせていたら先方から電車が来るのが見えた。あわてて車を停めて撮影した。



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 津軽といえば「りんご」。津軽平野に入ると至るところにりんご園がある。



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 遠景の山は津軽のシンボル「岩木山」。



十二湖


 白神山地の西麓のブナ原生林に点在する大小33の湖沼群。大崩山山頂から見ると12湖に見え

るところから名付けられました。

 私達は、時間に余裕がなかったので八景の池、王池西湖・東湖、落口の池、鶏頭場の池、青池な

どを散策しただけで、次の目的地「八甲田」に向かいました。

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 十二湖を代表する「青池」は、青インクを流し込んだような湖水で有名ですが、写真のように枯葉が湖面を覆い、美しい神秘な印象はまったく無かったことは残念でした。



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 侵食崩壊によって、白い岩肌がむきだしになった断崖、なぜか日本キャニオンという名前が付けられている。

次のページは「八甲田」です。ぜひご覧下さい。

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